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▲設営中の蓮沼君(上)とNoritakeさん(下)
9月9日に、平野甲賀さん、鳥海修さんとの40日間に及ぶ長い展示「モジもじ文字」が終了しました。たくさんのご来場、どうもありがとうございました。

それと入れ替わるように、新たな展示が始まります。…始まっています。
告知が遅くなり申し訳ありません。

9月7日から、恵比寿LIQUIDROOM2FのギャラリースペースKATAにて、
音楽家の蓮沼執太くんと、イラストレーターのNoritakeさんと共に、三人展「I I I」(読み方→さん)が始まりました。

時期が重なったこともありますが、この二つの展示に出展しているものは、地続きのシリーズになっています。
さらに、それぞれ共通して三人展。自分のテーマ性に加えて、三人の関係や影響で成り立つものや変化するものも、もちろん注入されています。

そのほか、この展示が立ち上がる経緯などは、フライヤー裏面とこちらのサイト下部に、それぞれのコメントが寄稿されています。

本日10日はLIQUIDROOM 8th ANNIVERSARYの一環として、蓮沼くんが出演する「蓮沼執太フィル/ジム・オルークとレッドゼツリン」のライブが行われます。ライブめちゃくちゃ楽しみです。

今回の展示とライブのタイミングに合わせ、本日の17:00〜19:00まで、ささやかなオープニングパーティが行われます。出入りありますが、三人とも在廊していますので、お誘い合わせの上ぜひお越し下さい。

2012年9月7日(金曜日)〜28日(金曜日)12:00-22:00
*土曜日/日曜日/祝日:13:00-22:00
最終日9月28日(金曜日)18:00までとなります。
会場:KATA(LIQUIDROOM 2F)
入場料金:無料
主催・制作・運営:KATA
協賛:株式会社グラフィック


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「I I I」及び蓮沼執太フィルのライブの宣伝美術は、Noritakeさんと共に制作しました。
「I I I」のほうは、ぜひ光にかざしながらご覧ください。

#257
September10, 2012
Tag: 展示
大原大次郎×Noritake×蓮沼執太「 I I I 」
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「モジもじ文字」
#254 July,28 2012
Tag:展示
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本日7月28日から吉祥寺美術館にて、平野甲賀さん、鳥海修さんという、強力な先達とともに、「モジもじ文字」という名の展覧会が始まりました。

平野甲賀さんは「描き文字99」と題し、これまでの装丁やポスターなどで使用されてきた描き文字を今回の展覧会用にさらにアップデートし、圧巻の99点(!)をズラリ。

鳥海修さんは「字游工房と嵯峨本フォントプロジェクト」と題し、デザイナーの永原康史さんを中心に近世初期の活版印刷に使われた連綿体をフォント化し、そのプロセスと成果物を展示。
デジタル化した連綿体をさらにレーザーで木活版に起こし、もう一度タンジブルな状態に戻して保存する作業に感動しました。

僕のタイトルは「もじゅうりょく」。
<文字>と<モジュール>と<重力>をかけあわせた造語です。
出展するものは、大きく分けて3シリーズ。
ホンマタカシさんの「ニュー・ドキュメンタリー」のサテライト展で展開した「稜線」の臨書、雑誌「真夜中」で展開した絵本のリエディット「もじゅうりょくの記譜」、蓮沼執太くんの宣伝美術から始まった「もじゅうりょくのモジュール」、そして映像を含む新作「もじゅうりょくのモビール」です。

今回、空間構成をディレクションしてくれたのは、Firm.の松村和典さん。「もじゅうりょくのモビール」の動画撮影は五十嵐一晴、会場販売の図録のデザインはMOZINEの宮添浩司。冴えまくってます。それぞれに、書ききれないほどの感動を日々享受しまくりでした。
まず、心からお礼申し上げます!!

この2ヶ月、みっちり「もじゅうりょく」たちと向き合いましたが、まだ続いています。その過程を、制作日記に記しました。

3年前の個展のときとは違い、今回の展示ではできるだけ多くの方に途中段階を公開しました。制作日記もそのひとつです。

いわゆるネタバレがあるような展示ではないし、日記は制作物の解説ではないので、全然読んじゃって大丈夫だと思いますが、内容に触れたり展示物の一部が画像で出てきますので、情報なしでご覧いただきたい方は、ぜひモノをまずご覧いただいてから、日記をナナメ読みしていただければ幸いです。

まさに三者三様、それぞれがまったく異なるアプローチで挑んだ展示になっています。設営時、その様子にとても興奮しました。

暑いですし、夏休みですし、週末は夏い予定でみっちりかと思いますが、まさかの9月9日までという破格のロング展示なので、ぜひ美術館に足を運んでいただけると幸いです。

それでは次のエントリで「もじゅうりょく日記」前編(モジュール編)、アップします。しばしお待ちください。

最後に、展示企画のイワトの平野公子さん、図録編集の屋上の林さやかさん、吉祥寺美術館の関香澄さん、本当にお世話になりました。

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展覧会情報

「モジもじ文字」

平野甲賀の「描き文字99」
鳥海修の「字游工房と嵯峨本フォントプロジェクト」
大原大次郎の「もじゅうりょく」


吉祥寺美術館

2012年7月28日(土)−9月9日(日)
10:00-19:30
※8月29日(水)は休館日

入館料:100円

アクセス




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EXCLUSIVE FRAGRANCES "Reversal Gal"(邦題 :「反転女」)

ホノルルのチャイナタウンに位置するフレグランス専門店の店主、ヒューゴとその娘ケイトとクレアによるトロピカルアシッドフォークバンド「EXCLUSIVE FRAGRANCES 」。

90年代始め頃から、シーズンごとに発売する自家製フレグランスのテーマに合わせ曲を制作し始め、週末のフリーマーケットでライブを行いながら香水と宅録カセットテープの抱き合わせ販売を行う。

長年定番ラインだった柑橘系フレグランス"Laid Back Darling"を改良した"Xotic Delights"は、長時間海に入った後でも香りが蘇ってくるとの噂がロコの間で瞬く間に広がり大ヒット。日本人観光客も数多く押し寄せ、店舗は一躍有名になるもバンドは多忙により活動が厳しくなり、99年に活動休止。

現在入手出来る最後のカセットテープ"Reversal Gal"は、父の操作するTB303に合わせ、娘2人がウクレレを演奏しながら回文をユニゾンラップし続ける実験的作品 [全1曲80分テレコ1発録り]。

Tシャツは、ジャケットをすべて手書きで制作していた息子チャーリーによるデザイン。


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現在、代官山蔦屋書店で絶賛エキシビションを開催中のTACOMA FUJI RECORDSからリリースされております、ハワイのトロピカルアシッドフォークバンド、EXCLUSIVE FRAGRANCES のTシャツ"Reversal Gal"(邦題 :「反転女」) をお送りします。

TACOMA FUJI RECORDSは、架空のバンドのコンセプトを創造し、「実在しない音楽」のマーチャンダイズをプロダクト化するレーベルです。
主宰は、Lodge ALASKAの渡辺友郎さん。

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▲蔦屋のエキシビションを背に主宰の渡辺さん。撮影はIPS・五十嵐一晴

しびれるパイセン達が数多くTシャツをリリースする憧れのレーベルから、念願かない昨年初めてTシャツをリリースさせていただきました。
昨年、告知するタイミングを失ったまま冬に突入してしまいましたが、このたびの蔦屋さんでの展示に便乗し、1年越しでのご報告をさせていただいております。

そのお詫びと、ご覧いただいている方への御礼としまして、このTシャツ用に制作した16ページのイメージブック「Reversal Gal」の、PDF版ダウンロードをご提供いたします(下画像クリックでZipファイルがダウンロードされます)。
このサイトでは、初の試みです。
ぜひお手持ちのPC、スマホ、タブレットなどのPDFリーダーでお楽しみくださいませ。

展示は残すところあと2日ほどです。
週末にぜひ。サマーバケーションのご着用ぜひ(webでも買えます)。
出不精の方々はダウンロードだけでもぜひ。

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EXCLUSIVE FRAGRANCES
"Reversal Gal"
#253
July14, 2012
Tag: 2011works