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昨年7月にアサヒ・アートスクエアにて行われた、蓮沼執太主催の『ミュージック・トゥデイ・アサヒ』の宣伝美術です。

次の展示に向けて取り組んでいる、<文字のモジュール>のきっかけになったもの。

蓮沼くんには何度かフィールドレコーディングについてのお話を聞いたことがある。

録音するメディア、環境、スケールの選択や録音方法の組み合わせによって、音楽を建築的に組み立てることは、ここ最近のワークショップで行ってきた書字の構造(画材の選択、書く環境や紙のスケール、利き手と反対で書くなどの書字方法や身体性の変化)に一見近そうだけど、実際このあたりの書字とレコーディングの親和と差異については、まだまだ探れる部分がたくさんありそう。

音楽のグラフィックに関わる際に、レコーディング方法やエンジニアリングの部分についてインタビューをすることが、エモーショナルな部分やコンセプトを問うことよりも有効に(逆に感情や意図を際立たせるように)感じる場合がある。

蓮沼くんは、そこインタビューしてくる人なかなかいないですよ、と言って笑っていた。

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#247
May3, 2012
Tag: 2011works
“Music Today ASAHI”
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