こんにちは。
今年は展覧会の予定がたくさんあります。
まずは現在開催中の「JAGDA新人賞2014」展と、代官山蔦屋さんで開催中の
「KOTOBADGEフェア」、6月14日から丸亀で始まる、『拡張するファッション』展の
関連プログラム「ホンマタカシ サテライトマルガメ vol.2」をお知らせします。

まずは「JAGDA新人賞2014」。
今年の受賞者、鎌田順也さん、原野賢太郎さんと、私の三人による、
受賞対象作および近作を展示するもので、この展覧会については、
自分が展示担当(例えば、ポスターなどの告知物担当は原野さん、グッズ担当は鎌田さん…
というような感じで、例年それぞれに役割分担がされるそうなのです)だということもあり、
展示をしつらえるということと、あらためて向き合う機会になりました。

考えたこと、なにが起きていたのかなど、「もじゅうりょく日記」のように、
展覧会のプロセスを記述しておきたいので、
このブログであらためてアップしたいと思っています。

たくさんの方にご覧いただきたい、生々しい展示になりました。
ぜひお越しいただければ幸いです。

空間設計は、Firm.の松村和典さんの全面協力を得て、
設営にあたっては、G8ギャラリーのみなさん、東京企画の頼もしい大工さんたち、
美学校「デザインソングブック」のみんな、omommaスタッフに全力サポートしていただきました。
心から感謝申し上げます!

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2014年5月20日(火)〜 6月24日(火)

11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料


1978年に発足した公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(略称JAGDA)は、
現在、会員数約2,900名を誇る日本最大規模のデ ザイン団体として、
年鑑『Graphic Design in Japan』の発行や展覧会・セミナーの開催、
デザイン教育、公共デザインや地域振興への取り組み、国際交流など、デザインによる
コミュニケーション環境 の向上のために様々な活動をおこなっています。
また、毎年、『Graphic Design in Japan』出品者の中から、
今後の活躍が期待される有望なグラフィックデザイナー(39歳以下)に
「JAGDA新人賞」を贈っています。この賞は 1983年来、デザイナーの登竜門として、
いまや第一線で活躍する95名のデザイナーを輩出し、
デザイン・広告関係者の注目を集めています。
32回目となる今回は、新人賞対象者190名の中から厳正な選考の結果、
大原大次郎・鎌田順也・原野賢太郎の3名が選ばれました。
会場では、3名の受賞作品および近作を、
ポスター・小型グラフィックを中心にご紹介いたします。



主催
クリエイションギャラリーG8

共催
公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会

展示内容
3名の受賞作品および近作を、ポスター・小型グラフィックを中心に紹介

授賞式 
   
2014年6月27日(金)広島にて実施予定(2014年度JAGDA通常総会会場)

巡回展

大阪(7月)、宮城(12月)、新潟、愛知、滋賀(時期未定)、その他各地を巡回予定

新人賞作品掲載誌 

6月発行予定のJAGDA年鑑『Graphic Design in Japan 2014』巻頭に掲載します。本書は、日本の多種多様で質の高いグラフィックデザインの成果を国内外に紹介する
書籍として、1981年創刊。毎年、JAGDA会員の作品を募集・選考し、過去1年間の優れた仕事を
掲載しています。(発売:六耀社/予価:16,200円)

第256回クリエイティブサロン

日時:2014年6月20日(金)7:10p.m.-8:40p.m.
出演:長嶋りかこ 大原大次郎 鎌田順也 原野賢太郎
入場無料 要予約(TEL 03-6835-2260)
※予約受付中

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続きまして、代官山蔦屋さんで開催中の「KOTOBADGEフェア」をご紹介します。
KOTOBADGE(コトバッジ)は、2013年からomommaの基礎過程の
自主プロジェクトとして始まった、“ことばを身につける”プロダクトです。

「生活」「本」「空間」「海」「絵画」などなど...
コトバッジは、現在50種類以上のことばのラインナップがあります。

その日の気分や過ごす場所、お仕事や趣味などに合わせて選んで、
ぜひことばを身につけてみてください。

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今回は、代官山蔦屋書店限定の「蔦」バッジや、私のタンブラーヒーローmascotboyさんの
セルフブランドMAS.とのダブルネームモデル「〼」も販売されています。

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コトバッジのほか、これまでブックデザインなどで関わらせていただいた書籍や、
ホンマタカシさんとの「稜線」ブックも展開しています。
キャプションも併せてぜひお楽しみください。

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本日最後にご紹介するのは、6月14日から丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で始まる
『拡張するファッション』に併せて行われるサテライト展、
「ホンマタカシ サテライトマルガメ vol.2」。

美術館近くにあるカフェ、café la taupe (カフェ・ラ・トープ)に、
稜線の新作と、ドローイングを展示させていただきます。
『拡張するファッション』本展や、丸亀にお越しの際にはぜひお立ち寄りください。

ホンマタカシ×大原大次郎《稜線》2014年

期間:2014年6月14日(土)−9月23日(火・祝)
場所:café la taupe (カフェ・ラ・トープ)
丸亀市通町28−3
営業時間:11:30−22:00(LO21:00)
定休日:月曜日、第1火曜日
TEL:0877-23-3008
*営業時間は貸切等で変更することがあります。
*6月14日は都合により営業時間は17:00まで(LO16:00)。

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展示情報
#292
June 8, 2014
Tag:展示

bo

【短期アルバイト募集】

omommaの基礎過程〉の募集から、約一年半が経ちました。

現在omommaは、大原のほか、基礎過程を経てアシスタントスタッフになった
三ッ間菖子、綿引真宏の3名で、通常のデザインワークとともに、自主プロジェクト、展覧会、
ワークショップ、パフォーマンス、コミッションワークなどを中心に、日々恊働しています。

基礎過程が始まって以降は、京都での滞在制作を経ての個展〈もじゅうりょくツアー〉、
ホンマタカシさんとの〈稜線展〉、小豆島での滞在制作、ソウルのTypojanchi
大阪DESIGNEAST、名古屋での個展〈ブックマーク〉、
基礎過程のスタディをベースをとして始まったプロダクト〈KOTOBADGE〉、
音楽家の蓮沼執太くんとラッパーのイルリメさんとの音声によるタイポグラフィパフォーマンス
TypogRAPy〉など、新たな関係や交流をつくりながら、
制作面においても多くの発見やフィードバックから得てきたものが、
現在の思考やデザインの組み立て方の核になっています。

直近から年内以降かけて、いくつかの展覧会、新規プロジェクトを予定しており、
今回はそのスタートアップの補助を中心とした短期アルバイトの募集をいたします。

期間:5月〜7月末(10:00〜20:00 不定期で週2日〜応相談。7月末に、その後の更新について相談)

業務内容:展覧会準備、自主プロジェクト、ワークショップ、グラフィックデザイン業務など。

募集枠:1名

雇用形態:採用時から2週間を研修期間としてのインターン(交通費・夕食費支給)、
その後アルバイトとしての雇用を前提とする。
給与は保有されるスキル・経験などにより優遇。
そのほか処遇については、面接時個別に対応いたします。

経験・学歴:18歳以上〜不問 
ただし、PC作業以外の展示準備や手作業もあるため、デジタル及びアナログのデザイン経験、
体力、コミュニケーション力など重視。三軒茶屋近郊の方優遇します。

応募方法:履歴書(書式不問)と志望動機を記載の上、
メール ohara@omomma.in に添付しご送信ください。

※webサイトやpdfなどで閲覧できるポートフォリオがある方は、そちらも添付願います。
郵送での履歴書、志望動機、ポートフォリオなどの送付は受け付けておりません。


募集期間:5月1日(木)〜 5月9日(金)。先着順に書類選考し、
書類選考通過者に面接日程のご連絡をさせていただきます。不採用の通知は9日以降個別にお送りします。

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短期アルバイト募集
#291
May 1, 2014
Tag:募集

20th_century_editorial_odyssey_cover

赤田祐一さんとばるぼらさんによる、
「20世紀エディトリアル・オデッセイ 時代を創った雑誌たち」の
ブックデザインを担当させていただきました。

数多くの雑誌を蒐集し、雑誌をとりまく文化にも詳しい赤田さんとばるぼらさんが、
20世紀に刊行した雑誌のなかから、独自の切り口とビジュアルで多くの読者に支持され、
他のメディアにも影響を与えた雑誌を選び解説。
制作に携わった関係者のインタビュー、特筆すべき雑誌のコラムや表紙一覧、
20世紀の雑誌年表も合わせ、紹介されている雑誌はなんと1200冊。
いかにしてそれらの雑誌が作られ、読者や他の雑誌へと広がりを見せたのかがわかる、
歴史的な一冊となっています。



「20世紀エディトリアル・オデッセイ」に少しでも関われたことは、
今後の自分(とこれまでの自分)にとってものすごく重要なことです。

自分が好きな世界の先人たちは、想像を遥かに上回る驚喜と狂気に満ちていた。

そのハピネスとマッドネスを現在進行形の編集であらは(表・現・著・顕)す、
赤田さんとばるぼらさん、アイデア編集部のみなさんへは、畏敬の念が強まる一方です。

その畏敬の念は、実のところ、すごいというよりこわいが本音です。

思い起こすのは、羽良多平吉さんの「ウレシイ編輯,タノシイ設計。」という
言葉の軽やかさと重み。

もちろん恐怖って意味ではなく、ひとつは、
この本やそこに登場する雑誌たちが内包している時間軸(これまでとこれから)に対する畏れで、
その重みや自分の未熟さを思い知りながら、莫大な図像とテキストの渦にもまれ、
もがきながら作業を進めた。

この経験を通して得られたものや感じたことが、なにかすぐに結果を出せるような
手軽なフィードバックではないこと、
それには「相応の時間と密度」が必要だということを感じる。

一日、一年、十年、百年、千年…の中にはそれぞれに時間軸があって、
それを川の流れのようなものに例えるなら、
そこでの過ごし方は、眺める、乗る、逆流する、潜る、杭を打つ、橋を架ける、無視する…、
ほかにもいろいろな方法や道具や環境で捉える(ような)ことができる。

それぞれの時間の構成方は、生活、さまざまな職業、歴史などの中から、厖大に学べるんだけど、
実際に自分の目の前の時間は、捉えにくくあっという間に流れて行きがちだ。

そんな中でデザインや編集は、混沌とした情報を整理して、
とらえどころのある姿に明示する役割を担ってきた一方で、
ノイズをできるだけ残して、一見とらえどころのない部分に暗示の種を蒔いてきた歴史もある
(暗示だから、「ある」ではなくて「あるはず」ですかね)。

歴史や制作物を遺産としてだけではなく、現在進行形にアップデートするための
知恵や時間の構成方ととらえると、
今後の「相応の時間と密度」と向き合えるんじゃないかと、この本を読み、関わる中で考えた。

だから今回感じたこわさには、確かなわくわくがある。



赤田さん、ばるぼらさん、今回がっつり不眠不休のタッグを組んでくれたデザイナーの本多伸二くん、
担当編集の久保さん、アイデア編集長室賀さん、白井敬尚形成事務所のみなさま、
宮添くん、みちまと綿くんに心から感謝いたします。



赤田祐一+ばるぼら 著
「20世紀エディトリアル・オデッセイ 時代を創った雑誌たち」

誠文堂新光社
B5,並製,224ページ,フルカラー
定価2,500円(税別)

『ホール・アース・カタログ』/プリンテッド・パンクス/キャッチ・ザ・ニューウェイヴ/バック・トゥ・ザ・フィフティーズ/実験雑誌としての『ア ンアン』/『ワンダーランド』と『宝島』/大伴昌司と内田勝の視覚革命/コミックマーケット創成期と同人誌/米澤嘉博の書物迷宮/雑誌曼荼羅 1901→2000/20世紀雑誌年表

【コラム】『MAD』から始まったアメリカ・パロディマガジンの影響/『JAM』/『ロッキング・オン』/『遊』/『NOW』/『新宿プレイマップ』/花森安治と『婦人の生活』シリーズ/『TAU』/コンピュータ雑誌/『ガロ』と『COM』の功績』/『ウィークエンド・スーパー』『写真時代』──セルフ出版の時代/三流エロ劇画御三家『漫画大快楽』『劇画アリス』『漫画エロジェニカ』

20th_wec_ss

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20th_newwave_sl

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出版記念イベントを2014年5月25日(日)にVACANTで開催します。
詳細
「20世紀エディトリアル・オデッセイ」出版記念イベント|
出演:出演:赤田祐一、ばるぼら、大原大次郎


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「20世紀エディトリアル・オデッセイ」のこと
#290
April 30, 2014
Tag:2014works