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藤井陽一さん監修による、(((80s)))パーラー気分で楽しむ邦楽音盤ガイド『ラグジュアリー歌謡』が、ついに発売となりました!
こちらのブックデザインを担当させていただきました。

「ラグジュアリー歌謡」とは、お茶の間感覚の親しみやすさと洗練された時代性、
さらに藤井さんのキラーワードである「パーラー感」をあわせ持つ、主に1980年代の潤沢な予算とクオリティーが正比例した歌謡曲(や、そのラグいビジュアルワーク)たちを指します。

個人的には、ラグジュアリー概念とともに、この「パーラー感」評価軸に大感動でした。
懐かしむのではない、新しいときめきかた。

ぜひごゆっくり眺めて、ラグジュアリータイムをお過ごしください。

というか、この本読んでいると聴きたくてうずうずするかと思います。もちろん独自にDIGしてラグしていただきたいのですが、今すぐ…!という方は藤井さんのUstreamが激おすすめです。すごすぎますこのUst。

たくさんの発見と愛情に満ちた本づくりに携わることができて、とても嬉しかったです。
藤井さん、担当編集のDU BOOKS稲葉さん、どうもありがとうございました。
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『ラグジュアリー歌謡』のこと
#269
February15, 2013
Tag: 2013works

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文化庁メディア芸術祭の審査員推薦作品にも選出された、佐々木充彦さんのデビューマンガ『 interw@//(インターウォール)』のブックデザインを担当させていただきました。

なんとオールカラー600ページ超え! 総天然色の眼福図画言葉がギッシリです。

佐々木さんは福岡がお住まいで、このインターウォールの舞台であるリバーサイド・シティは、小倉の商業施設がモデルになっているそうです。
福岡はこれまでに一度も行ったことがないのですが、ここ最近ご縁のある人や気になる人が福岡に集中していることもあり、めちゃくちゃ行きたいです。

そんな福岡の佐々木さんの発信からPIEの担当編集の野口さんを介して、初の長距離ブックデザインが成就しました。

本体表紙には佐々木さんによる草稿段階の小説も。
ぜひごゆっくりお楽しみください。

そして、出版を記念して6次元でトークイベントも行われます。
なんとトーク相手はその日に初対面となる、わたくしです。
ドキドキです。

佐々木さんとインターウォール主人公がボーダーの服を愛用していることから、ボーダー割引もあるそう。
…と、そこで気付いたのだけど、自分、これまでの人生で一度もボーダーを買ったことも着用したことも…ありません…。
その日初めての着用か、白シャツにボーダー描き込むか。

佐々木さん、本当にお会いするのが楽しみです。
お客さん全員ボーダーの会場も。。

どうぞよろしくお願いいたします。

「インターウォール」出版記念トーク
日時:2月23日(土)19:00開場、19:30開演
会場:6次元
住所:東京都杉並区上荻1-10-3 2F
出演:佐々木充彦、大原大次郎
参加費:1200円(ドリンク付)※ボーダー割引有(ボーダーの服着用で200円引き)

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佐々木充彦『インターウォール』のこと
#268
February13, 2013
Tag: 2013works

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79161D+6Jw39PL._SL500_AA300b坂口恭平君がPOPEYE誌上にて連載中の『坂口恭平の服飾考現学』にて、挿絵を描かせていただきました。

こちらは、毎回坂口君がテキストとイラストを書いているのですが、坂口君が体調不良のため、昨年11月号は水道橋博士さん、現在発売中の3月号は建築家の藤村龍至さんがそれぞれテキストを代筆しており、そちらの挿絵を書かせていただいています。

挿絵を描きながら、「代筆」ってとても面白いなと思いました。
アノニマスな方向を目指すのではなく、あくまで誰かの代わりに、意思や意図や、ひょっとしたら筆跡なども受け継いで、書く。
そこには主人の存在の影が、ほのかに(またはあからさまに)漂う。

代筆の文化についてまとめられている文献ってあるんでしょうか。
今回の水道橋博士さん、藤村龍至さんの場合はそれぞれのお名前を出しての代筆ですが、いわゆる匿名のゴーストライターについてなど。

テキストにおけるプロフェッショナルなゴーストライティング、マンガやイラストの代筆、師匠の制作物のタッチ、ムード、または生き方まで代筆するアシスタントや弟子の存在まで。
単純なモノマネとも違うその役割、成果物、文化(というかそうせざるを得なかった状況など含め)など、まとめて研究してみたい。本人のテキストと比較してみたり。どのあたりに癖や個性が乗ってくるのか。どのように本人らしさを表現しているのか。

そう考えると、自分の仕事であるグラフィックデザインも「代筆」の要素が大きくある。誰かの意思や意図を汲み取りながら、存在の影とコミットしながら書き、描き、画する。

そんな代筆屋という存在への敬意と親近感を感じながら、坂口総理のイラストを代筆せていただきました。
このような形で水道橋博士と藤村龍至さんとお仕事できたことも、とても嬉しかったです。
ぜひご覧ください。


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坂口恭平「坂口恭平の服飾考現学」挿絵
#266
Feburary9, 2013
Tag:2013works