


「ファミ通WAVE」(エンターブレイン)に収録されていたゲーム・バラエティ番組「ボーズのマルマルタイム 犬・猫」のDVD BOXのパッケージデザインと、各映像コンテンツのタイトルデザイン(写真下部)などを担当させていただきました。
以前リリースされた「剣」編「盾」編でもタイトルデザインをやらせていただいています。
監督は、山岸聖太。
歴史的問題作、SAKEROCKの「ホニャララ」MVの演出のひと!です。
基地外構成とエディット、多様なカメラアングル、画面分割、半生エフェクトやテロップレイアウトなど、特徴上げたらキリないですが、とにかく腹立つほど対象との視点や距離が的確(意地悪で優しい)。
この「ボーズのマルマルタイム」は、スチャダラパーのBOSEさん、フリーライターのローリング内沢さん、ファミ通Wave編集長のルパン小島さんの三人によるゲーム番組で、聖太さんがキャリアの初期から10年以上にも渡って関わってきたコンテンツでもあり、先述の聖太節が濃厚かつ大ボリュームで味わえる映像作品となっております。
あんまりほめたくないのですが、とってもすごいひとです。
なにがすごいって、このジャケを世に送り出してくれたこと。
「もっと読めなくしてください」って平然と指示されたの初めてでした。ああ、忘れてた、このひと平素狂ってるんだったと我に返った(上のgifアニメはそのラフ段階のものを並べたもの)。
いったいどんな人たちがこのDVDを手にしているんだろう…と気になり、先日の発売記念イベントに潜入して参りました。ものすごい熱気。BOSEさんチームとお客さんが「ルイージマンション2」で対戦。景品は金の額縁に収められたジャケの原画。人がゲームしている姿にこんなに感情移入できるのか!大盛り上がりのイベント後は、全員DVD BOXを手にして、BOSEさん、ルパンさん、石沢さん、聖太さんにサインをもらっている。この風景。
聖太さんとは、カクバリさんと一緒に夜中に映画を観に行ったり、仲良いふうですが全然気を許してません。でもとっても尊敬しています。ということで、彼の秘密に迫るべく、山岸聖太のトークイベントに飛び入らせていただくことになりました。6月2日。「ウソからはじまる映像制作」。聞き手に編集者の松永良平さん。どうぞよろしくお願いします。
もうひとつジャケで特筆。
ボックスからDVDを取り出すと、犬編と猫編でまったく整合性のないジャケが二つ出てきちゃうのですが(下写真)、なにがすごいって、このタイプの違う絵を同じ人物が描いているということ。
そのお絵師は、同級生でもあるMONQくん。
数年ぶりにMONQくんと一緒に仕事ができたことは、個人的に涙抜きに語れず。その数年のブランクのうちに、彼は爆発的にうまくなっていて、グウの音も出ませんでした。
どうもありがとうございました。


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「ボーズのマルマルタイム 犬・猫」のこと #278 May7, 2013 Tag: 2013works |